2011.05.11 (水)
1st ALBUM 『DONUTS!』
ジョン・B&ザ・ドーナッツ!
1st ALBUM 『DONUTS!』
2011年5月11日発売
【CD+BOOK】
TACD-13
¥3,000(税込)
発売元:TAISUKE RECORDS
販売元:Knowledge Alliance
ジョン・Bによる新プロジェクト「ジョン・B&ザ・ドーナッツ!」、待望の1stフル・アルバム完成!!
昨年夏から配信限定デジタル・シングルとしてリリースしてきた作品&リリース済作品のアルバムver.の他に、未発表曲を含む待望のフル・アルバムをリリース!!
また、執筆家としても定評のあるジョン・Bをパッケージすべく、収録曲それぞれに対を成す書き下ろし短編や、インタビュー、撮りおろし写真など盛りだくさんの豪華冊子付き!
歌い始めたジョン・Bの描く、ロマンティックでセンチメンタルな世界
—今も青春を駆け抜ける大人たちに贈る、“アダルト・ポップミュージック”をお楽しみ下さい。
1st ALBUM 『DONUTS!』
2011年5月11日発売
【CD+BOOK】
TACD-13
¥3,000(税込)
発売元:TAISUKE RECORDS
販売元:Knowledge Alliance
【CD】 01. シャララ 02. クラウド 03. バスに揺られ 04. イメージ 05. 真夜中のキッチン 06. バルコニー 07. チューは? 08. FREE 09. まだ始まっても終わってもない 10. 白い星 11. ドーナツ Bonus Track. 波待ちジョンビー |
【BOOK】 P.02 「シャララ」 Lyrics & Short story P.04 「クラウド」 Lyrics & Short story P.06 「バスに揺られ」 Lyrics & Short story P.08 「イメージ」 Lyrics & Short story P.10 「真夜中のキッチン」 Lyrics & Short story P.12 「バルコニー」 Lyrics & Short story P.14 「チューは?」 Lyrics & Short story P.16 「FREE」 Lyrics & Short story P.18 「まだ始まっても終わってもない」 Lyrics & Short story P.20 「白い星」 Lyrics & Short story P.22 「ドーナツ」 Lyrics & Short story P.24 「ジャケットギャラリー」 P.26 「ドーナツから覗くイメージ」 菅原龍平 P.28 「菅原ノート」 P.30 「ジョンビー式」 P.32 「らくがき女子」 P.34 「自問自答」 P.36 「真駒内にて新曲作り」 P.38 「ジョン・Bインタビュー」 P.40 「MEET THE 招き猫」~招き猫のいる風景 まぁいいじゃない~ |
ジョン・Bによる新プロジェクト「ジョン・B&ザ・ドーナッツ!」、待望の1stフル・アルバム完成!!
昨年夏から配信限定デジタル・シングルとしてリリースしてきた作品&リリース済作品のアルバムver.の他に、未発表曲を含む待望のフル・アルバムをリリース!!
また、執筆家としても定評のあるジョン・Bをパッケージすべく、収録曲それぞれに対を成す書き下ろし短編や、インタビュー、撮りおろし写真など盛りだくさんの豪華冊子付き!
歌い始めたジョン・Bの描く、ロマンティックでセンチメンタルな世界
—今も青春を駆け抜ける大人たちに贈る、“アダルト・ポップミュージック”をお楽しみ下さい。
2011.04.26 (火)
PV 『ドーナツ』
『 ドーナツ 』 ~short ver.
作詞: ジョン・B / 作曲: 菅原龍平
---
Vocal & Bass: ジョン・B
Guitar & Chorus: 菅原龍平
Drums: 上原"ユカリ"裕
Chorus: 真城めぐみ
---
[Movie] Director: 安田暁 / Camera: 須田卓馬
2011.04.15 (金)
liner notes
ちょこっとつまんでパクリと食べる。特別な感じはどこにもないけど、なんだかホッと気持ちが休まる。そんなおやつと、おやつの時間が好きだ。なんてことのない、いつもの感じは、当たり障りがないからこそ少し疲れた身体と心には有難い。
そのおやつにも通じるのが、この『DONUTS!』というアルバムだと思う。作者はウルフルズのベーシストでもあるジョン・B・チョッパー。本人曰く「も うヤケクソ」「ボーカリストっちゅことでは全然いけてない」そうだが、どうしてどうして嬉しおやつ感は山盛り。まずパワーで圧倒するタイプのボーカルでは ないから、気楽に楽しめる。次に気どりのない歌詞とサウンドだから、気やすく聴き始められる。そこがなんとも手にとりやすい「ドーナツって気楽なとこ、あ りませんか?そんなに高いもんでも大層なもんでもないから、人にあげるのも人からもらうのも負担にならないものでしょ。でもあると嬉しいし、食べると意外 にお腹にたまるていう。なんかそれっていいな、と思ったんですよね。ちょっと僕自身、人間的にそういうタイプだったりもするし(笑)」
これまで歌をやろうと思ったことは一度もない。作詞作曲経験も皆無。それが2009年以降少しずつ人前で歌うことが増えるなかで、徐々に歌の楽しさを実感 したのだという。「ベーシストとしてやっていけるほど器用なプレイヤーじゃないし、誰かボーカルを見つけてバンドやるのもなぁと思ったし、もちろん今さら 就職もないやろし(笑)。ただウルフルズに復帰してからは、自分のなかで音楽そのものが楽しくなってきてたんで、何かやりたい気持ちもあって。そんで最初 はカバー曲をやってたんですけど、続けていくにはオリジナル曲が必要だってことに気づいて。もう大変な思いをして曲を作り始めたんです(笑)」
作曲は、「前からメロディーのセンスがいいな」と思っていた菅原龍平(ex,the autumn stone, Milco)に依頼し、作詞はすべて自ら担当。そしてアレンジはジョン・B&菅原の二人三脚で進められていった。だが「何かに引っかかりのあるものが好 き」というだけあって、サラリと聴ける楽曲もその奥を覗き込んでみると、大小さまざまなトゲやスパイスが仕込まれている。
「心地いいだけの音楽はイヤなんです。そこに何かしらの毒やドン臭さみたいなもんがないと、楽しめないというか。ただ正直言って、一生懸命作ってんけど、自分が思う楽しいアルバムにはまだ辿り着けなかったですね。そんなん、今ここで言うなっちゅう話やけど(笑)」
こ の正直さも含めて愛すべきキャラクターのジョン・Bが世に送り出すソロ第1作目『DONUTS!』。ぜひとも彼が各楽曲のために書き下ろしたショートス トーリーと共に、なんてことのないおやつを頬ばりながら耳にしてほしいと思う。きっと、いや必ずハッピーな気分になれると思うからー。
(text 前原雅子)
そのおやつにも通じるのが、この『DONUTS!』というアルバムだと思う。作者はウルフルズのベーシストでもあるジョン・B・チョッパー。本人曰く「も うヤケクソ」「ボーカリストっちゅことでは全然いけてない」そうだが、どうしてどうして嬉しおやつ感は山盛り。まずパワーで圧倒するタイプのボーカルでは ないから、気楽に楽しめる。次に気どりのない歌詞とサウンドだから、気やすく聴き始められる。そこがなんとも手にとりやすい「ドーナツって気楽なとこ、あ りませんか?そんなに高いもんでも大層なもんでもないから、人にあげるのも人からもらうのも負担にならないものでしょ。でもあると嬉しいし、食べると意外 にお腹にたまるていう。なんかそれっていいな、と思ったんですよね。ちょっと僕自身、人間的にそういうタイプだったりもするし(笑)」
これまで歌をやろうと思ったことは一度もない。作詞作曲経験も皆無。それが2009年以降少しずつ人前で歌うことが増えるなかで、徐々に歌の楽しさを実感 したのだという。「ベーシストとしてやっていけるほど器用なプレイヤーじゃないし、誰かボーカルを見つけてバンドやるのもなぁと思ったし、もちろん今さら 就職もないやろし(笑)。ただウルフルズに復帰してからは、自分のなかで音楽そのものが楽しくなってきてたんで、何かやりたい気持ちもあって。そんで最初 はカバー曲をやってたんですけど、続けていくにはオリジナル曲が必要だってことに気づいて。もう大変な思いをして曲を作り始めたんです(笑)」
作曲は、「前からメロディーのセンスがいいな」と思っていた菅原龍平(ex,the autumn stone, Milco)に依頼し、作詞はすべて自ら担当。そしてアレンジはジョン・B&菅原の二人三脚で進められていった。だが「何かに引っかかりのあるものが好 き」というだけあって、サラリと聴ける楽曲もその奥を覗き込んでみると、大小さまざまなトゲやスパイスが仕込まれている。
「心地いいだけの音楽はイヤなんです。そこに何かしらの毒やドン臭さみたいなもんがないと、楽しめないというか。ただ正直言って、一生懸命作ってんけど、自分が思う楽しいアルバムにはまだ辿り着けなかったですね。そんなん、今ここで言うなっちゅう話やけど(笑)」
こ の正直さも含めて愛すべきキャラクターのジョン・Bが世に送り出すソロ第1作目『DONUTS!』。ぜひとも彼が各楽曲のために書き下ろしたショートス トーリーと共に、なんてことのないおやつを頬ばりながら耳にしてほしいと思う。きっと、いや必ずハッピーな気分になれると思うからー。
(text 前原雅子)